看護師の勤務形態は病院によって違う

病院という場所は、人の命を預かる場所です。そのため、いつ何が起こってもいいように、二十四時間三百六十五日稼動しているのが一般的です。もちろん、日中ほど活動は激しくありませんが、深夜であろうが早朝であろうが、病院では常に看護師や医師が待機していて、何か起こったときにすぐに対処できるような準備がされているのが普通です。

看護師の勤務形態も、そんな病院の事情に合わせて、二十四時間を皆で分担する形になっています。看護師の勤務形態は病院によって違いますが、基本的には二交代制と三交代制のどちらかであることがほとんどです。二交代制は、日勤と夜勤の二つ、それぞれ一日十二時間労働の勤務形態で、夜勤明けのその日はお休みになるというスタイルです。

勤務時間が長いので、間に仮眠など長めの休憩を交代でとることができ、以外に身体は苦にならないといいます。病院によっては、当直で十六時間勤務と八時間勤務など、変則的な二交代制をとっていることもあります。三交代制は、日勤、準夜勤、深夜勤の三つに二十四時間を分割する勤務形態です。

ニ交代制より勤務時間は短くなりますが、引継ぎなどの関係で前後一時間程度は伸びることが普通で、実際の労働としては三交代制のほうが辛いという看護師さんが多くいるようです。